
この記事のまとめ
- 「ゆとり世代」「悟り世代」は仕事で得られる達成や報酬よりも、人間関係や、仕事の意味合いを重視する。
- なので、従来型の仕事でモチベーションを保つのは難しい。
- ikigaiを仕事にするために、”好き”を育んでいこう
こんにちは。平山です。
僕は今いろいろあってフィリピンにいるのですが、ポケットwifiもシムフリー携帯も持っていないので、フリーwifiが入る場所でしかネットが使えない状態にあります。
とはいえ、スマホ依存症の僕。電波がなくてもスマホで何かしないと気が済まない。
そこでKindle Unlimitedをはじめました。
Kindle UnlimitedっていうのはAmazonが提供している、月額制の書籍読み放題サービスです。
端末に本をダウンロードすることができるので、電波がない場所でも本が読むことができる優れもの。
使いはじめて1週間ですが、すでに6冊も読んでしまいました!
その中に、「仕事が辛い、やめたい、つまらない」と言っている人に是非読んで欲しいと思う1冊があったので今回紹介していきたいと思います。
モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書 (尾原和啓 著)
その本がこちら。「モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書」です。
作者の尾原和啓氏はマッキンゼー、Google、楽天などを渡り歩き、なんと12回もの転職をされてる、ヤバイ人です笑。
本著では、僕たち若者、いわゆる「ゆとり世代」だの「悟り世代」だの揶揄されている年代が持っている働くことに対するモチベーションと、これまでの価値観による働くことに対するモチベーションの違いを明らかにし「ゆとり世代」「悟り世代」がどういったモチベーションで仕事に取り組むのか、どういった仕事を選択するべきなのか、どういった人生戦略を立てていけば良いのかを示唆する内容になっています。
僕らは「乾けない世代」らしい。
尾原氏は「ゆとり世代」「悟り世代」を「乾けない世代」、逆に旧来の世代を「乾ける世代」と称します。
「乾ける世代」のモチベーションは以下のような”達成”から来るものでした。
「必死の思いで働いて、ウン年モノのワインで美女と乾杯し、誰よりもいい車に乗る。努力の末に栄光を勝ち取り、賞賛を浴びる。「達成」こそが、彼らにとって生きる上で欠かせないチベーションになっているのです」(本文引用)
しかし、豊かな時代に生まれてきた「乾けない世代」にはその気持ちがわからないと分析します。何故ならば、勝ち取りに行かずとも、全てのものが与えられる世の中に生まれてきたからです。
では、「乾けない世代」のモチベーションは何かというと、それは「良好な人間関係」や「意味合い」だと言います。
物事にただ従事して「達成」することがモチベーションではなく、個人や友人との時間、自分がいま行なっていることの意味がモチベーションであるというのです。
なので「乾ける世代」が与えられた仕事に全力を尽くしたように、「乾けない世代」は「好きでもない仕事」にモチベーションを保つことはできないのです。
確かに僕の周りでも「出世とかしなくていいから、ソコソコの給料で週末は友達と遊ぶ時間が欲しい」
とか
「仕事つまんない。」
果ては
「ヒモになりたい」
「人生の意味がわからない」
とか言いだしている人ばっかりな気がします。笑。
そして、これってまさに「乾けない世代」そのものじゃん!と。
(ちなみに、かくいう僕は世代とは逆行して「乾ける世代」よりの価値観を持っていますね笑。きっとコンプレックスが多いので、他人と競争して勝つこと、物事を勝ち取る達成感に快感を覚えちゃうんです。)
しかし、決して「乾ける世代」が「乾けない世代」に優っているということではなく、
むしろ、これからの時代は「乾けない世代」が新たな価値を創造していくことになると著者は述べています。
乾けない世代のモチベーション
乾けない世代は、どうやって仕事へのモチベーションを持っていけばいいのか。
著者はそのヒントが以下の図にあるといます。
この図はSNSで話題になった出典元不明の図だそうですが
”ikigai”という真ん中の部分に注目です。
自分の「好き」「得意」を生きがいに昇華させられれば、
ライフワークとしてモチベーションを持って仕事に取り組めるというのです。

とはいえ、賢明な読者の方は「好きなことが仕事になるはずがない!」
「そもそも好きなことなんてないし…」などと思われていることでしょう。
確かに好きなことやって仕事に、、なんてとんでもない話に聞こえますが、実際はそんなことないでしょう。
好きなことを極めて得意になって、その技術やら知識を必要としてくれる人に売ることができれば、それは仕事です。今の世界はインターネットで繋がっているので、世界中、どこかに自分の好きで得意な物を欲しいと思う人がいるはずです。
それに、著者は「今すぐに自分で何かビジネスを始めろ」と言っているわけではありません。
将来的に”ikigai”を仕事にできるように、今はまず目の前の仕事に集中しなさい。それと同時に、好きなこと=「生きがい」の芽を見つけ、磨き上げていくのが良いと述べています。
今やりたいことや好きなことがなくたって、これから見つけていけばよい。好きなことを見つけようとすること、見つけて、それを育んでいくことが大切なことなのです。
終わりに
いかがでしたでしょうか?
もしKindel unlimitedを利用したことがなければ最初の30日間は無料で使えるので、
0円で「モチベーション革命」を読むことができます⬇︎
少しでも気になった方はぜひ読んでみてください!
コメントを残す